ソフトウェアの状態監視
ソフトウェアは一度稼働させると不具合があるまではずっと動き続けることを求められる場合が多くなってきてます。これはコンピュータが安く、また、大量のメモリを最初から積んでいることが多いことからサーバの変わりに使うことが増えてきているからです。特に何らかの監視ソフトウェアを使う場合には数週間にもわたって稼働し続けるソフトウェアも多くあります。これらのソフトウェアは止まらないように十分注意して稼働させていますが、それでも不具合があったり、想定外の事があれば停止します。
この時、停止した状況を確認する手段がログです。ログはソフトウェアが一定の場所で作成することが多く、データの入出力やメモリの状況などをファイルに残してくれます。場合によってはログ取得専用サーバを用意し、そのサーバに向けてログを送信するアプリケーションもあるほどです。現在動いているアプリケーションの状況をしる上でもログはとても重要です。
アプリケーションはテストを適切にしておけば停止させるまで不具合は無いという考え方もできますが、コーディング量が多い場合にはテストで見つけられなかった箇所もありますし、利用者が急増した場合など予測不可能なことがらから不具合を生じることもあります。重要なのはすぐに不具合に対処して二度と同じ不具合を起こさないことです。不具合については原因が重要です。しかし、アプリケーションの多くは不具合によって停止した際に原因を残しません。
そこで停止した際にも原因を見つける手段としてログが必要になっています